ある日突然出会った台湾式ダイエットマイシェン(埋線)で14キロ痩せた最強雨オンナがお届けする台湾生活あれこれ 

沈黙は災難しか呼ばない台湾生活 お仕事編

皆さんご無沙汰しています。
今日は現地採用で働く私目線で
さらっと書いてみたいと思います。
読み物として楽しんでいただければうれしいです。

※ご注意
私が体験した事を私目線で書いています。
あれは違うこれは違う
わたしの会社は皆仲いいです!
わたしはこうだった等のツッコミは
ナシでお願いします。

ヒエラルキーの頂点は男性の駐在


これは各企業でも異なるとは思いますが
わたしの場合はこうですと言う話です。

わたしは現在とある日系企業で勤務している
よって本社からやってきた駐在さん達がいる。

彼らは何らかの重いミッションを背負って
台湾へ来ていることは確かである
彼らの名誉のためにも
それだけは先に言っておこう。

企業によっては
平日にゴルフへ出かける駐在さんもいるらしいが
横のつながりというやつを強化するためであって
彼らにとっては立派な仕事なのだ。

わたしが実際見て感じたことだが
駐在さんが女性の場合
男性の台湾人社員はなめてかかる人が多い

何様か知らぬがお手並み拝見といこうか
とまぁこんな感じである。
なるほどだから台湾の女性は強めなんだなと
理解できた瞬間でもあった。
表面的には男女平等だが実のところは…
それが台湾社会の現実。

わたしの以前の上司は女性の駐在さんだった。
斜に構える上述の奴らをたやすく手なずけ
(様々な苦労から編み出されたスキルであることは想像に難くない)
掌で躍らせているような
それはそれは見事な対人スキルだった。

とは言え
やはりヒエラルキーの頂点は男性の駐在さんである


駐在さんのなかには
最初からなんらかの役職付きで
やってくる人も多い。

あえて棘のある言い方をすると
最初から崇め奉ってもらえるポジションである。

よって彼らは一様に
台湾の人って優しいよね
と何かの宗教を狂信している信者の如く
そのセリフを繰り返すのである。

聞いているこっちは
君らの宗教団体のスローガンか何かなのか?
と頭に疑問符がうかぶほどに
皆一様にそう言う。

彼らの日常はと言えば
日本留学経験があったり
日本での就業経験があったり
ある程度日本社会や習慣を知っていて
且つ日本語が話せる台湾人に囲まれている。

台湾以外の国にいる駐在さんや
他の企業の駐在さんが
どのような境遇にいるかは存じ上げないが
台湾にいる駐在さんの多くが
少なくとも私が勤める会社では
いたれりつくせりしてもらえるのは
至極当たり前なのである。

その価値観は現地採用組とは合わない時もある


少々厄介なのは
そんな彼らがTHE日本人の価値観で
沈黙は金などと
悪気なく口走る事である。
そしてそれを現地採用の我々にも推奨してくる。

それは日本だけで通用する美徳
台湾社会でそんなものが
まかり通ることは未来永劫ないのである


見てごらん?
もはや人類とカウントするのも気が引ける
あの大谷さんだって記者会見したんだよ?
通訳さんがいるとは言え
自分の言葉で意思表示したんだよ?

沈黙は金でも白金でもない
自分の言葉で表現できない人と認識され
バカにされて淘汰されていくのだ。


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自分の立ち位置は戦って勝ち取る


読者の方が現地採用の場合
各企業のカラーもあるだろうが
意味の分からないロジックで
あなたを下に見てバカにしてくる台湾人が必ずいる。

営業アシスタント的な立ち位置の人間も
営業の力をかさに着て
バカにしてくる頭の悪い人たちがいる。

そこで沈黙などしてはいけない
沈黙は金ではない ゴミである。
今の発言の意味は何ですか? と
あなたが納得いくまで戦う必要がある。

※ただし誰がどう見てもなんかおかしい人もいる
そういう場合はスルーで良いと思います。

沈黙というのは新たな災難を生む

意思表示ができない
中文もネイティブではない
何か問題があればあの人のせいにすればいい
どうせ説明できないんだから

面倒ごとは押し付ければいい
どうせ断れないんだから

そう考える厄介な人々が一定数いる。

彼らは役職のある者にはこびへつらい
日本の本社へ行けば借りた猫のようになるのに
役職がなかったり
現地採用の者へはなぜか横柄だ

反撃などしてこないと思っているから
調子にのる一方なのだ。


面倒くさいと思われたらとりあえず勝ち


上述のような彼らは不意の反撃に弱い。
口ではなんやかんや言いながら
内心では焦っていたりするのだ。

あの人に何か言うと10倍になって返って来る
めんどくさい。。。
そう思われたら第一関門はクリアである。


理不尽な目に合わないためには


今回はお仕事編なので職場を想定して書きます。

結論から言うと
理不尽な目にあわないためには
仕事で黙らせるしかない


あなたが仕事で何かしらの成果をあげ
唯一無二だとわからせることが大事。

戦って反撃して面倒くさいなと思われても
その効果は思うほど長くは継続しない。

長期的な効果を得るためには
やはり実力で封じる必要があるのだ。

そうして努力しているうちに
役職のある台湾人があなたサイドについてくれることもある。

日本人的には
本意でないと思う人もいるだろうが
上述のような人が味方になって理解してくれるようになると
あなたをバカにしていた人々が
掌をかえしたように丁寧に接するようになる

時に聞いてもいないが
仕事の進捗を共有してくれるようにもなる。


思いは口に出さないと伝わらない


なんだかんだシリアスに書いてしまったが
常に癇癪を起していろと言っているわけではない
皆さんに合ったやり方でやればいいと思う

ただ冗談ぽくやんわり言ったところで
空気を読む
行間を読む
というスペックを持ち合わせていない人が多いので
結果ダイレクトな表現になることが多い。


忘れてはいけないのが
もちろんいい人もたくさんいる。
この人は信用できると思える人もいる。
それもまた真実である。

でも信用できる友達が
いつも近くにいてくれるわけではない。

自分の立ち位置や幸せは
自分で勝ち取っていくものだと
12年の台湾生活で痛いほど思い知らされてきた。

この記事が
現地採用で働いている人や
今後現地採用で働く方の参考になれば幸いです。