最強雨オンナがお届けする台湾生活あれこれ 2020年12月はてなブログからこちらにお引越ししました

今年も鬼月がやって来た(2021.8.14)

みなさんいかがおすごしですか?
わたしはと言いますと天国のようだった在宅勤務が終わりを告げ、通常出勤に。
会社ルールが厳しすぎて、普通の会話もままならない有様ですが、それはそれで順応していくのでしょう。

今日は鬼月あるあるをゆるく書いていこうかと思います。

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鬼月とは?


ピンインではguǐ yuèと表記するこの鬼月。
旧暦の7月(今年は8/8~9/6) あの世の扉が開いてお星様になった人々がこの世に里帰りする期間。
日本でいうところのお盆ですかね。

ひとくちにお星様になった人々と言っても、善人から悪人まで様々なわけで
そんな彼らから身を守るという意味でもいろいろなタブーがある(らしい)

わたしは絶賛おひとり様なので、家族や親せきでなにかあつまったりするのかはわかんないけど
へぇそうなんだって感じたことを書いていきますね。

ホテルの部屋めっちゃノックする


これは鬼月じゃなくても皆常にやってるけど、鬼月は特に念入りにやってる様子。
ホテルに泊まるとしよう。
部屋に入る前に必ずコンコンってノックするのだ。

RQ
なんでノックするの?
絶対誰もいないのに
お友達
見えない友達にあいさつしてるの

なんて怖い事言うねん!?
お邪魔しますお手柔らかにって感じで、見えないお友達にご挨拶必須。
ホテルの部屋には見えないお友達が住んでいる前提なのだそう。
ノックがいわゆるご挨拶になっていて、ご挨拶することで、夜怖い目にあわずに済むってことらしい。
あわよくば見えないお友達が、滞在中出て行ってくれるとか。
郷に入っては郷に従えって話だし、わたしもコンコンしてるよ。
よく忘れるけど。

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とにかく水場に近づかない

鬼月って水難事故が多いらしい。
もしかして連れていかれちゃうのかな?
よって多くの人々が海や川へは行かないようにしている。

去年の夏のお話なんだけど
お友達からダイビングのライセンスを取りたいからみんなで緑島へ行こう!ってお誘いが来た。
緑島行ったことないし行きたい!!わたし島をうろちょろ観光してるからライセンスとるのがんばってね~
で、いつ行く?ってiphone取り出したまではよかったのだが、そこからがなかなか決まらないのだ。

友達曰く
6月:まだ水温が低いしなぁ
7月:夏休みで人多いしなぁ
8月:鬼月だしなぁ
9月:鬼月だし台風来るかもだし
10月:もう寒いよね

いや。いったいつライセンスとりに行けるねん!って話(*’▽’)
とまぁこんな調子で年中ライセンスとれない状況ではある(友達の場合)
でも20代のうら若き台湾ガールですらこの鬼月っていうのをひどく警戒しているのだ。

とりあえず最後の一人にしないで

残業の多い会社にお勤めの台湾ガールは一人になるのをすごくいやがる。
ふだんならなんてことないけど、何て言っても鬼月なのだ。
残業の多い部署のメンバーなんかはおそろしく早朝から出勤し、最後の一人にならないようにしていたりする。
帰り支度を始めようものなら、けっこう悲壮感漂った表情でもう帰るの??って聞かれたりする。

日本語チャンネルがやばいことになる

台湾のケーブルテレビには日本語チャンネルがいくつかある。
数年前のバラエティーやら昔のドラマやら、日本と同じタイミングで放送されているドラマやら番組構成は様々である。
とあるチャンネルは四六時中と言ってもよいほど劇的ビフォーアフターが放送されており、日本語チャンネルというよりもはやリフォーム専門チャンネルと化している。
そう言えば在宅勤務期間はお昼ご飯食べながらキムタクのドラマを楽しんだ。
(ロンバケやらGOOD LUCKやら空から降る一億の星やら)

犯罪をしでかしたり、不適切な関係がばれて、日本ではテレビに出れないが出演していてお蔵入りしたドラマなんかもふつうに放送されてるよ。

で、この日本語チャンネル鬼月になると決まって放送されるのが
本当にあった怖い話
世にも奇妙な物語
ミステリーとホラーが一緒になったみたいな映画
画面の色合いが全体的に暗い色になる。

台湾のケーブルテレビでも怪談話特集みたいなのやってるんだけど、セットが異様にかわいくて全然怖さが伝わらない笑

台湾のとある空港での話

これ前にもどこかの記事で書いたことがある気がするけど?まぁよい。
鬼月特別企画なのでもう1度書こう。

これは、昨年の話。
お友達のSちゃんが日本へ帰国することとなり、急遽台湾の南のほうの空港へお見送りしに行くこととなった。
マンションを引き払ったSちゃんとホテルで1泊し、チェックアウト後空港へお見送りした。

地下鉄の駅と直結している南の空港。
駅に着いてしばらく歩いていると急速に体が重たくなった。
上からすごい力で肩を押さえつけらえているような感覚で、1泊分の荷物が入ったリュックの重みでないことは明らかだった。
腕には鳥肌がたっていた。
10月末とは言え台湾の南はまだ真夏と言ってもいい 空港は当然クーラーがついている。
でもあの鳥肌は空調の強弱によるそれではないのだ。
言いようもない気持ち悪さがそうさせていた。

フライトまで時間があったので、空港のなかにあるカフェに入った。
コロナでお客さんが少ないせいでほとんどのメニューは提供されていなかった。
最後のタピオカミルクティーを堪能するSちゃんをしり目に私はあったかい飲み物を注文した。
何飲んでも鳥肌はおさまりやしない(;゚Д゚)

Sちゃんも鳥肌に気づいて寒いの?なんて心配くれたけど、なんて説明していいかわからずどうしたんだろうねぇって適当に流した。
お手洗いへ行くときもなるべく一人にならないように誰かのあとにくっついて行った。

Sちゃんを出国ゲートでお見送りし、いよいよ私は一人になった。
外は真夏なみに太陽が照り付けて明るいのに、空港は不気味なぐらい薄暗く感じた。
地下鉄の駅へ向かう道はまったくの一人っきりだったのに、ずっとだれかに見られているような感覚があった。
一刻も早く離れたいのに足が重い。
思うように足が前に出ない(気がする)
なにか見えちゃいけないものが見えたわけではないが、誰かに見られているという感覚はやっとの思いで着いた地下鉄の駅でも続いた。
地下鉄が来て空港からの距離が遠のくのと比例して、体の重さは軽くなった。
一刻も早くその街から立ち去りたくて、一番早く出発する高鉄のチケットを買った。

台北に戻っても鳥肌がたったり、夜も誰かに見られているような感覚があった。
お昼ごろにジャカルタ姫が家にやって来て、一緒に出かけたのだが、途中の乗り換えの駅で倒れた。
眩暈がして立っていられなくなったのだ。
事の顛末を聞いたジャカルタ姫がその夜家に泊まってくれた。
家に帰ってから寝るまでお経がノンストップで流され、常に背中に悪寒のようなものを感じていた。

あとあと知ったんだけど、その空港の周囲は墓地で囲まれているんだとか。
なんか波長があってしまったのか、引き寄せてしまったのかわからないけど、あの街では暮らしていけそうにないと実感した1日だった。たしかにわたしにとってだけど、近づくのが嫌だなって思ったりなんか空気重いなって感じる場所がやけに多いのだ あの街は。