ある日突然出会った台湾式ダイエットマイシェン(埋線)で14キロ痩せた最強雨オンナがお届けする台湾生活あれこれ 

台湾と日本の違いはどんなとこ?(2022.12.27更新)

今日は
台湾と日本の『違い』について書いてみたいと思います。

※ご注意
この記事は、あくまで一個人の感じる違いです。
どちらがいい悪いを決めるものではありません。
(筆者は台湾生活11年目のお気楽さまです)

赤ちゃんや子供への理解

これは
お一人様でもその違いを感じることができる。

日本

日本に一時帰国するとよく見かけるのが
赤ちゃんを連れているお母さんが
申し訳なさそうに電車に乗る様子。
とにかくベビーカーを早くたたんで
まわりへ迷惑をかけまいと
乗車前からとても緊張しているように見える。
赤ちゃんがぐずりだそうものなら
ひたすら謝り申し訳なさそうにしている。
(お住いの地域にもよります)

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台湾

一方の台湾ではそんな光景を見たことがない。
地下鉄ではベビーカーに乗せたまま乗車するし
(路線バスでは色々あるみたいですが)
それを邪魔だと言う人をわたしは見たことがない。
赤ちゃんが泣こうともそれは変わらない。

社会全体が
赤ちゃんや子供に優しさと理解があるように感じる。
ベビーカーや小さい子供を連れた人が乗車すると
誰ともなく席をゆずるのもよく目にする。

台湾も
マンション価格の急騰やその他諸々の事情で
台北を中心に出生率が下がっていると言われているが
少なくとも赤ちゃんや子供については社会の理解があるように見える。

お一人様目線なので現実は違うのかもしれないが
社会の目は比較的やさしいと感じている。

リモートワークの際に
つんざくようなちびっこの叫び声が聞こえようとも
元気だね~ぐらいの雰囲気で
必死に皆に謝るというような光景はあまり見ない。
(これは企業にもよると思います)

ただ他人の子育てにも平気で口出しをする
台湾マダムが一定数いらっしゃいます。

赤ちゃんは保母さんに預けて職場復帰

※台北近郊でのお話です。
共働きが普通な台湾。
待機児童が数百人というお話は耳にしたことがなく
職場復帰しやすい環境があるように見える。

わたしの同僚は
赤ちゃんが生まれる前から保母さんを探していた。
保母さんは自宅で数人の子供を
お母さんの退勤時間まで預かってくれる。

朝、出勤前に保母さんへ預けて出勤。
5時や6時で退勤し赤ちゃんをお迎えに行く。
というのがよくある光景。

人気の保母さんはなかなか空きがでないので
余裕をもって探しておく必要があると聞いた。

同僚がすごく熱心に教えてくれたのだけど
絶賛おひとりさまなんだよ。

高校生活

台湾の中学生と高校生は
夜遅くまで塾で勉強している子が多い印象がある。
9時ぐらいまで塾にいると聞いたことがある。

台湾は超学歴社会なので
ある意味こうなるのは仕方がないのかもしれない。

また共働き家庭が圧倒的に多いので
小学校の安親班が中学校以降塾へ置き換わっているのかもしれない。

私が高校生の時は
放課後カラオケ行ったりバイトしたり
マクドやミスドで友達と何時間もおしゃべりしたなぁ
と話したところ
びっくりされたことが多々ある。

わたしのまわりは
大学生になって初めてバイトしたと言っているお友達が大多数。

学部によっては課題が多く
とてもバイトなんてできる状況ではない場合もある。

就職活動

日本では大学3年から就職活動が始まるが
台湾はゆったりしている。
就活開始時期は各々ご自由にといった感じ。

男性の場合は兵役があり
大学卒業後に行く人が多いので
3年生から活動してもなぁといった雰囲気がある。

しかし
理系の学生に関してはちょっと例外で
優秀な人材を早めに確保しておきたい企業側が
学内でセミナーが開催することもある。
半導体王国台湾故に
理工学系の学生については争奪戦が繰り広げられている。

除隊後や卒業後にワーホリへ行く人も多い。
また海外の大学院へ留学したりなどで
20代後半で初就職なんて人も少なくはない。

故に
〇月から企業のセミナーが始まります!
と言った雰囲気は一切なく
各々のタイミングで104などの求職サイトなどを見て面接を受けに行く。

ごくたまにだが
お母さんを伴って面接に来る人もいる。

個人情報

個人情報と言っても
クレジットカード情報が漏れたりという事ではなく

たとえば
病院へ行くと〇〇さん知ってる?
と唐突に聞かれることがある。

場合によっては
この人この人!といった感じで画面を見せてくれることもある。

昔から日本人が多く来るような病院なら
そういったことはないと思うが
最近日本人の患者さんが増えた。
またはほんの数人だけど日本人の患者さんが来る
という状況の病院などでは
悪気なく個人情報がだだもれになる。

これは台湾あるあるで
知り合いになれば困った時に助け合えるでしょ?
という親切心から来ることが多い。(ように感じる)
私は台湾生活11年目になるが
正直今でもまだ慣れない。

マイシェンの張先生からも
思った反応と違うんだけどと困惑気味に相談されたことがある。


距離感

長きにわたる台湾生活で
全然違うなと思うのが距離に対する感覚

台湾の若者たちは総じて
物理的に距離が開くことに対して
圧倒的に弱い傾向にあると個人的には感じている。

物理的な距離と心の距離は
ぴったり正比例すると言っても過言ではない。

これは考え方や社会の構造から来る違いとも言えるが
『次に会うまで頑張るからね』
みたいなのは一切見えてこない。(場合が多い)

これは学生さんだけじゃなく大人にも言える。

仕事の都合で住む場所が桃園と新竹で少し離れると
うまくいかなくなって別れてしまったり
新竹在住の同僚にいたっては
台北の人と付き合うと遠距離になるしなと
真顔で悩んでいたこともある。

ちなみに桃園と新竹は
高鐵だと20分少々
台鐵だと40分ほどで着く。

とは言え日本と台湾ではそもそも
国土面積が違うので
この感覚の違いは至極全うだとも思う。


タトゥー

台湾ではタトゥーがはいっている人が多い。
ワンポイントのかわいいものもあれば
なかなかしっかり広範囲にはいっている場合もある。

童顔な殿方が
もはやタトゥーではなく紋々と呼ぶべき
いかつめの和柄を入れている場合もある。

日本と比べて
タトゥーへの偏見は少ない(ように見える)
タトゥーがあるので内定が取り消しになった
などという話は周囲で聞いたことがない。

なので
腕や足にタトゥーが入っていても
それを隠さなければいけないような場面はあまりないようにお見受けする。

芸能人もタトゥーを隠すことなく
バラエティーやドラマに出演している。
kanoという映画でピッチャー役だった俳優さんも
首の後ろに『曹』と自分の名字が大きくはいっている。

ただやはり
会社勤めをしている個人目線であえて言うなら
会社員で紋々が入っている人は少ない。
(私はお目にかかったことがない)
あっても小さいワンポイントぐらいものが多い。

台湾でもそのスジの方がいらっしゃいます。
その方たちは日本と同じで
体の大部分に虎やら龍やらの紋々がはいっている。



ペット(主にわんこ)

台湾では
わんこをカートに乗せている人を良く見かける。
夏は扇風機が設置されていたりと至れり尽くせり。
ときにベビーカーよりも頑丈なつくりのカートに乗っているわんこもいる。

ハスキーやゴールデンなどの大型犬は
夏になるとライオンのようにカットされる。
初めてみたときは衝撃的なビジュアルだったが
台湾生活11年目になった今。
あぁ夏が来たんだなぐらいにしか思わなくなってしまった。

台湾のデパートでは
カートに乗せられたわんこをよく見かける。
カフェでも普通に座っていたりする。
日本のように厳しく制限されている様子はあまりない。

これは飼い主さんのモラルの問題だが
デパートの化粧品売り場でカウンターに乗せたり
わんこを小脇に抱きかかえたままパン屋さんや病院(診療所)へ入る人もいる。

また真夏の真昼間に
アスファルトを歩かせている人もいる
(肉球大丈夫なんだろうか?)

おおらかと言えば聞こえはいいが
それどうなのよ?
と思う飼い主さんもたまにお見かけする。

保護活動

台湾でも保護猫活動が行われている。

日本では
独身NG等細かいルールが設定されていると聞くが
台湾ではあまり細かいルールはないようだ。

知り合いは私と同様のお一人様だが
保健所から2匹の猫を引き取り一緒に生活している。

会社の同僚は同棲中だが
めでたく書類審査が通り保護猫の里親となった。
書類審査も1週間ほどだったと聞いている。

芸能人について

これは違いが良く出ているなと感じたのは
とあるK-POPアイドルへの批判。
ライブ初日で振りのミスが多かったことについて
日本のネットでは
「プロなのに」「ファン辞めます」
的な批判が大多数。

(ここ数年、日本では伝家の宝刀の如く
「プロなんだから」と責め立てる人が増えているようにお見受けします。)

に対して台湾では
「ちゃんと休めているのかな」
「体調大丈夫かな?」
「ケガしないようにね」
などと体調を心配する声が多く
日々台湾で暮らしているわたしは
台湾らしいなとおもった出来事だった

ただこれにはオチがあって
他人に優しい分、自分にはもっと優しい人も多い。

安いが正義

これは台湾企業にも個人にも共通して言えている。
とにかく安いが正義な場合が多い。

残念なことに
安心や安全を買うという意識は少々乏しい。

企業単位で見てみても
安いという理由だけで純正品ではない部品を購入
結果、思ったような精度が出なかったり
量産品が出荷基準を満たさないなど問題が起こり
かえって高くつく場合がある。

個人レベルでも
規模はずいぶん小さくなるが似たようなことがある。

やっぱりここは外国

見た目は似ているけど
当然ながら文化などは違いが多いなと感じることも多々あります。

台湾生活11年目に突入してもなお
びっくりすることがたくさんあり
そのたびに
あぁ外国で暮らしているんだなと思う次第です。